なぜ、そしてどのくらい軟らかくなるのか
ハト胸状態に発芽した玄米の水分の含み具合は、発芽前の玄米のそれの約2倍に当たります。しかも、酵素の働きで胚乳が軟らかくなるとともに、種皮や果皮も軟化して裂けるため、玄米全体が軟らかくなります。
その軟らかさは白米に近い軟らかさで、これは、発芽玄米が白米と同じように炊飯器で炊けることからもわかります。ただ、普通の白米ご飯に比べると、少しプチプチした感じが残っていて噛みごたえがあります。
というのは、発芽玄米は繊維を多く含んだ種皮や果皮を持っており、発芽による軟化や炊飯時の加熱を経て種皮や果皮がある程度軟化したといっても、繊維そのものの硬さは失われない為だと思われます。