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つまり、玄米は、種皮や果皮に守られた中で、胚芽という栄養の貯蔵庫から補給を受けつつ、発芽して成長する仕組みになっているのです。
玄米を水に浸けてしばらくすると、種子の内部では発芽の準備が始まります
ちなみに、発芽玄米が甘く感じるのは、上の3の時に胚乳のでんぷんが糖化されるためです。また、4の時の幼芽の一端が0.5〜1mm程突き出た状態を「ハト胸状態」と呼び、種子内の栄養の活性度が頂点に達する時なので、ここで玄米を水から引き上げます。
般に、肥満の食事療法では、栄養バランスを崩さぬように摂取カロリーを抑える必要があります。そのため、白米を主食にする場合は、ビタミン、ミネラル、食物繊維等を含む食品を一緒にとらねばなりません。よく一日30品目食べようと言われましたが、これは、白米に欠けているこれらの栄養を補うためだと思われます。しかも、同時に低カロリーを維持しなければなりません。
毎日多くの食品を目の前にしながら、カロリー計算とか栄養素を計るとかしなければならないのです。もし、こうした作業や食欲との闘いがストレスとなり、異常食欲を引き起こすようになれば、もはやダイエットを続けるのは困難です。この場合、健康食品やサプリメントをとり入れた方が効率的かもしれません。
一方、玄米を主食にする場合は、玄米そのものがバランスの良い食べ物なので、非常にシンプルな献立で食事全体の栄養バランスをとることができます。例えば、伝統的な和食のスタイルである「一汁一菜」。玄米ご飯、みそ汁、おかず、漬物といった、昔から親しまれてきた和食です。難しいことをしなくても、自然に栄養バランスの良い、低カロリーの食事になります。これに物足りなさを感じるなら、副菜を加えて一汁二菜、あるいは一汁三菜ぐらいまでなら構わないでしょう。
いずれにしても、マクロビオティックの標準食の割合が目安になります。そして、徐々にマクロビオティックの基本的な考え方(身土不二、一物全体、陰陽の調和など)に沿うような食事法へと移行していくのがいいかもしれません。そうすれば、一時的なダイエットだったものが、一生続けられる養生法に変わっていくはずです。
ただし、前述のように、玄米には消化吸収がよくない、炊くのが難しい等の難点があります。それに対しては、分づき米を利用する、雑穀(あわ、ひえ等)を組み合わせる、玄米おかゆにする等の工夫をして少しづつ慣れていきましょう。あるいは、玄米の進化形ともいうべき発芽玄米を取り入れてみるのはどうでしょうか。